育児は仕事よりつらい!?子育てがサラリーマンより大変な7つの理由

子育てをはじめてみると、「あれ、育児って仕事よりハードじゃない?」と思う場面が多々あります。

最近では男性育休の取得が推奨されていますが、「悠々自適な育休だ!ひゃっはー--!」とはいきません。

むしろ、「自分が働いている間、奥さんに子育てしてもらっていたほうが楽だった・・・」と感じると思います。

それだけ、女性に育児の負担を強いていたということですね・・・。

 

今回は、育児がサラリーマンとして働くよりも大変な7つの理由についてお伝えします。

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育児が社会人として働いているよりも大変なこと7選

  1. 休日がない
  2. 定時が存在しない、寝れない
  3. 金銭報酬がない
  4. 顧客(赤ちゃん)と意思疎通ができないからPDCAがまともに回せない
  5. 他の人とのコミュニケーションが減る
  6. できて当たり前」と思われているのに実際全然できなくて自己肯定感が下がる
  7. こんなにつらくて責任も重い

 

①休日がない

子供のお世話は365日、休みがありません。
他の家族に育児を託すとしても、まる一日子育てから離れられる日というのはほぼありません。

ミルクや母乳を飲ませてあげて、ゲップをさせて、寝かしつけて、ぐずっていたらあやしてあげて……。
あやしてあげてもいつ落ち着くかも分かりません。
そんなことを毎日です。

普通のサラリーマンなら最低でも週に一日はお休みがあると考えると、かなりのブラックな労働環境ですよね。

 

また、仕事のように業務を委託するということができないのもつらいですね。
日本ではなぜかベビーシッター制度がまったくというほど普及していないので、保育園に入れられなければ自分で面倒を見るしかありません。

「保育園落ちた日本●ね!!!」なんて言葉が一時期バズりました。

投稿には批判的な意見が多かった気がしますが、今、子どもを育てる立場になって、匿名投稿者さんの気持ちが分かります。

(保育園落ちた・・・の件についての詳細はWikipediaなどを参考にしてください)

②定時が存在しない、寝れない

サラリーマンなら、帰れるかどうかはさておき、仕事の終わりの時間である定時があります。

でも、育児には始業時間も就業時間もありません。
深夜であろうが早朝であろうが、子どもが泣き始めたら対応しないといけません。

もちろん、サラリーマンでも業務トラブルなどにより深夜対応する場面はありますが、さすがに毎日ではないですし、代休か残業代で補償されます。
育児の場合は代休もないし、お金も出ません。

泣いているのを放置して万が一のことがあったら大変なので、時間を問わず対応せざるを得ないのは育児のつらいところです。

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③金銭報酬がない

育児をどれだけ頑張っても、お給料は出ませんし、深夜や早朝に赤ちゃんに起こされてしまったとしても残業代は出ません。

日本はとても残念な国なので、育児世帯向けの支援も充実しているとはいえません。
育児休暇の取りにくさは言うまでもなく、育児手当などの金銭的支援もまだまだ不十分です。

もともと働いていた人なら産前産後休暇や育児休業手当で多少はお金がもらえますが、仕事をしていない人、妊娠を機に退職した人はお金が貰えません。

完全無給でこんなに過酷な子育てをやれと?

国家レベルで育児世帯への支援にちゃんとお金を配分するよう考えないと、いずれ日本は破綻します。いっそ破綻してほしい。

 

④顧客(赤ちゃん)と意思疎通ができないからPDCAがまともに回せない

赤ちゃんは何が不満なのか自分の言葉で訴えることができません。

仕事であれば、問題解決のためにどのような解決方法があるか考えて、実行して、フィードバックしてまた次に生かすというPDCAサイクルができます。
でも赤ちゃんはなんで泣いているのか分かりません。

もしかすると泣いている赤ちゃん自身も、自分がなぜ泣いているのか分かっていないのかもしれません。

原因も分からないので、対策方法もありません。ひたすら抱っこを続けるか、ミルクをあげるか、おもちゃを与えるか……そのいずれでも泣き止まない場合がほとんどです。
たいてい、赤ちゃんが泣き疲れて眠るまではずっと面倒を見続けるのです。

問題解決のためのPDCAサイクルなどというものはまったく機能しません。

仕事のように努力で効率や成果を上げるということができないのは、優秀な社会人であればあるほど絶望するかもしれません。

 

⑤他の人とのコミュニケーションが減る

育児の序盤はとくに、常に家で赤ちゃんのお世話をしてあげないといけません。
スーパーに買い物に行く余裕もないし、友達と遊びに行ったりする時間なんてとうてい作れません。

ずーーっと、言葉が通じない赤ちゃんだけが話し相手です。

何を話してもまともなレスポンスが得られない相手と24時間常に一緒というのは、想像以上につらいものです。

会話をする機会が激減するので、人とのコミュニケーションのとり方も分からなくなります。
職場や営業先で雑談するのが好きな人なら、人とのコミュニケーションが取れないことの過酷さは想像を絶するものになるでしょう。

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⑥できて当たり前」と思われているのに実際全然できなくて自己肯定感が下がる

当たり前のことですが、私たちも親御さんから育ててもらって今の姿に成長しています。

自分の親ができたことだし、周りもみんな子どもを育てているから、子育てなんてできて当然

そんな風に思っている人も少なくはないでしょう。

でも、実際に子育てを始めてみると分かりますが、まったく思ったとおりに行かないことばかりです。
子どもが何を考えているかはまったく理解できないし、ネットで調べた知識も大半は役に立ちません。

周りの人はできているのに、なんで自分はできないんだ……

そんな風に自分を責める日もあるでしょう。
仕事も勉強もそつなくこなしてきた人ならなおさら、自分の無力さに直面するかもしれません。
子どもはできなくても勝手に成長していくので、周りは自分より上手に育児ができているというわけではない。頭では分かっていても、なかなか受け止められません。

自己肯定感がハチャメチャに下がります。鬱になる人も出るでしょう。

⑦責任が重い

何より、子どもの命が自分に掛かっているというのはとても精神的にきます。
お仕事の内容にもよりますが、仕事はちょっとミスっても、基本的には誰かの命に関わることはありません。
仮に自分がミスっても、チェック体制が整っていれば誰かがフォローしてくれます。

でも赤ちゃんは、ほんの少し目を離しているうちに何をしでかすか分かりません。

近くのものを口にして窒息するかもしれないし、寝返りを打って呼吸困難になるかもしれない。

手が滑って落としてしまったら、一生障害が残ってしまうかもしれない。

育児中は、責任が分散されている優良企業だったら有り得ないくらいの重い責任を負うことになります。

まとめ

勉強も就職も順風満帆にやってきた人なら、育児ではじめての絶望を味わうかもしれない。
それくらい育児は大変です。
決して仕事より楽なんてことはありません。

ちなみに私は育休を取得していますが「仕事してるほうが楽だったな……」と感じています。
仕事は効率化できますし同僚に相談して進められますが、子育てに近道はありません。

男性も育休は絶対に取った方がいいですが、それは悠々自適な生活を送れるからではありません。
奥さんとこの地獄のつらさを共有するためです。

 

育休が仕事からの逃げ道だと思っている人がいるとしたら、考え直して欲しいですね。

育児は地獄だぞ